本書は,小学校で学習指導要領に従って進められる単元学習を,体験活動を通して分かりやすく,楽しく進めるために作成された先生や自然体験活動の指導者のための学習教材です。
学習単元の導入部分等に使用することにより,スムーズに単元の内容を理解できるように工夫されています。また,活動の場所も教室や校庭,近隣の公園や里山が想定されており,無理のない安全な活動が可能です。 ※ ご購入を希望される方はこちらへ
◆ 本書の内容と特徴
◇ 本書に掲載されているアクティビティ・プログラムは, 子どもたちが体験活動を通して理解できるよう,実践を もとに作成されています。また,指導計画や指導案事 例は,そのままでも教育現場で利用することができま す。(参考:目次)
◇ アクティビティごとに,1)目的とねらい,2)教育的効 果,3)関連する教科,4)単元とその展開,5)基本情報, 6)進め方,7)ふりかえり,8)指導計画,9)指導案事例を 基本的な構成としてまとめられています。
◇ アクティビティ・プログラムを通じて,地球温暖化や 生態系等の環境問題や森林の文化へ分かりやすくアプローチできるように工夫されていま す。
(注) 「アクティビティ・プログラム」とは?
本書では,1コマ単位の活動をアクティビティとし,一連のアクティビティを組み合わせた ものをプログラムと呼んでいます。
◆ 本書の使い方等
1)「目的とねらい」:目的として子どもたちに知らせたい・気づかせたい事柄を,ねらいとして目 的に達するための手段や意図を示しています。
2)「教育的効果」:アクティビティ・プログラムを実施することにより子どもたちにもたらす教育的 な効果を示しています。
3)「関連する教科」「単元とその展開」:アクティビティ・プログラムの内容と学校で教える教科 の単元のねらいとの関連を示しています。ねらいが一致している場合,学校で教える単元 の導入部分に利用するとより効果的です。さらに,関連する他学年や他教科とねらいが一 部一致する単元も記載されており,他学年や他教科の展開としても活用できます。
4)「指導上の留意点」:アクティビティ・プログラムの内容から,それを実施する上で留意してお くべきことを示しています。
5)「基本情報」:対象学年(活動が効果的な学年),人数(クラス単位等),準備するもの(最低 限必要なもの),場所と季節,危険回避(起こりうる危険を想定,それ以外についても留意) について記載しています。
6)「進め方」:アクティビティを実施する流れを示しています。指導する人の意図によりアレンジ することも可能です。
7)「ふりかえり」:活動による子どもたちの気づきのふりかえりと,活動実施後,次のステップへ の行動を促す手立てにする内容を示しています。
8)「指導計画」:学習活動を展開1ふれる,展開2つかむ,展開3まとめるに分け,経過時間,主 な学習活動と説明,留意点等を記載。教育現場に合わせたアレンジが必要です。
9)「指導案事例」:子どもたちへの発問,予想される子どもたちの発言,指導上の留意点・評 価等を記載し,先生や指導者が指導しやすいように工夫。
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